「夏期講習のチラシを入れた時期だけ問い合わせが来て、ホームページからの申し込みはほとんどない」
「合格実績を載せているのに、体験授業の申し込みにつながらない」
個人塾や小さな学習塾では、ホームページがこのような状態のまま、更新が後回しになっていることがあります。
先に結論をお伝えします。
学習塾のホームページは、保護者と生徒のそれぞれが「ここなら任せられる」「ここなら通える」と確かめる場所です。
塾の申し込みや支払いをするのは保護者ですが、週に何度も教室に通うのは生徒です。
そのため、保護者が知りたいことと、生徒が気にしていることの両方を書いておく必要があります。
両方がそろっていると、親子で話し合ったうえで、体験授業や面談に申し込んでもらいやすくなります。
この記事では、学習塾に絞って、保護者と生徒が見ているものの違い、料金の全体の書き方、季節ごとの備え、合格実績の見せ方を整理しました。
時間割や体験の受け方など、教室・スクールに共通する内容は教室・スクールのホームページ集客にまとめていますので、あわせてご覧ください。
この記事で分かること
- 学習塾のホームページを見る保護者と生徒
- 保護者が確かめる5つのこと
- 生徒が見ていること
- 1年分の料金の書き方
- 季節ごとの問い合わせへの備え
- 体験授業と面談までの導線
- 合格実績と成績の見せ方
- 特定商取引法で確かめたいこと
- よくある失敗
学習塾のホームページは、保護者と生徒の両方が確かめる場所
まずは、学習塾のホームページを誰が、どんな気持ちで開いているのかを整理しておきましょう。
見ている人が分かると、ページのどこに何を書けばいいのかが決まってきます。
学習塾の申し込みや月々の支払いをするのは、多くの場合は保護者です。
けれども、学校のあとに教室へ通い、授業を受けるのは生徒本人です。
保護者が納得して申し込んでも、生徒が教室になじめなければ、通い続けるのは難しくなります。
反対に、生徒が行きたいと言っても、料金や帰りの時間が分からなければ、保護者は申し込みをためらってしまいます。
また、塾を探し始めるのは、定期テストの結果が返ってきたときや、学年が上がる前、講習の前などが多いものです。
例えば、中学校で初めての定期テストを終えたあとに、結果を見て近くの塾を調べ始める保護者もいます。
そのため、学習塾のホームページには、親子の両方が確かめたいことと、その時期に知りたいことを載せておくのがおすすめです。

学習塾のホームページで、保護者が確かめる5つのこと
続いて、保護者が学習塾のホームページで確かめていることをお伝えします。
時間割や場所の書き方は教室・スクール全般と同じなので、ここでは学習塾ならではの下記の5つに絞りました。
1. 指導の形と、1人の講師が見る生徒の数
学習塾の指導の形には、集団授業や個別指導、自習を講師が見て回る形など、いくつかの種類があります。
同じ「個別指導」でも、講師1人が生徒1人を見るのか、複数の生徒を順に見るのかで、授業の受け方は変わってきます。
そのため、指導の形の名前だけでなく、1回の授業で講師1人が何人の生徒を見るのかまで書いておきましょう。
例えば「講師1人に生徒2人まで」と書いてあれば、保護者は授業の様子を想像しやすくなります。
授業の時間と、1回の授業の流れも添えておくと、ほかの塾と比べるときの材料になります。
2. 誰が教えるのか
保護者は、塾長のほかに、どんな講師が教えるのかを気にしています。
専任の講師なのか、大学生の講師なのか、担当は毎回同じなのかによって、子どもとの関わり方が変わるためです。
講師の紹介では、担当する学年や教科と、塾長が授業や面談にどう関わるのかを書いておきます。
大学生の講師がいる場合も、隠さずに書いて、塾長がどう見守っているのかを添えておくほうが信頼されます。
講師の経歴や出身校の割合を載せるときは、あとの章でお伝えする注意点も確かめておきましょう。
3. 授業料のほかにかかる費用と、1年分の目安
学習塾の料金は、月々の授業料を見ただけでは分かりません。
入塾金や教材費に加えて、季節の講習や模擬試験、施設の利用費などがかかる塾もあるためです。
保護者は、1年間にかかる費用の目安を知って、家計と照らし合わせたいと考えています。
くわしい書き方は、あとの章「学習塾の料金は、1年分の全体が分かるように書く」で見ていきましょう。
4. 通塾の安全と、帰りの時間
学習塾の授業は夕方から夜にかけて行われることが多く、帰りの時間は保護者にとって気になるところです。
特に、自転車や徒歩で通う生徒の保護者は、「授業は何時に終わるのか」「帰り道は明るいのか」を気にしています。
そのため、授業が終わる時間と、教室のまわりの様子を書いておきましょう。
入退室を保護者に知らせる仕組みがある塾は、その方法も載せておくのがおすすめです。
送り迎えの車を停められる場所や、自転車を置ける場所があるかも、あわせて書いておきます。
5. 面談と、家庭への連絡
塾に通わせている間、子どもの様子を塾からどう聞けるのかも、保護者が確かめたいことの1つです。
成績が上がらないときに誰に相談すればいいのかが分からないと、通わせ続けることに不安を感じてしまいます。
保護者との面談が、いつ、どのくらいの頻度であるのかを書いておきましょう。
例えば、定期テストのあとや講習の前など、面談を行う時期が分かると、保護者は見通しを持てます。
連絡の手段が電話なのか、メールやアプリなのかも添えておけば、仕事をしている保護者も安心して任せられます。

生徒が学習塾のホームページで見ていること
次に、通う本人である生徒が、学習塾のホームページで何を見ているのかをお伝えします。
保護者と同じページを見ていても、目が向く場所は大きく違います。
教室の雰囲気と、先生の話しやすさ
生徒が気にしているのは、教室の雰囲気や、先生が話しかけやすい人かどうかです。
初めて塾に通う生徒は、「分からないところを聞いても大丈夫かな」と不安に感じていることがあります。
そのため、教室の写真に加えて、先生が生徒の机の横で教えている様子の写真があると、通う姿を想像しやすくなります。
先生の紹介に、得意な教科のほかに学生時代の部活や好きなことを一言添えておくのもおすすめです。
写真の扱いや了承の取り方は、教室・スクールのホームページ集客でくわしく解説しています。
部活や習い事と両立できるか
中学生や高校生にとって、部活と塾を両立できるかどうかは大きな心配ごとです。
授業の始まる時間が部活の終わる時間に間に合わないと、通いたくても通えません。
授業の開始時間を選べるか、部活の大会の前に曜日を変えられるかを書いておきましょう。
例えば、部活を引退したあとに授業を増やせる塾なら、そのことも書いておきます。
そうすれば、受験の学年の生徒も、引退したあとの通い方まで見通しを持てるようになります。

自習室と、授業のない日の質問
授業のない日にも使える自習室があるかどうかは、生徒が塾を選ぶ理由の1つになります。
家では集中できない生徒や、テストの前に勉強する場所がほしい生徒もいるためです。
自習室がある塾は、使える曜日と時間、席の数、予約が要るかどうかを書いておきましょう。
授業のない日に先生へ質問できるかどうかも、生徒が知りたいことです。
質問できる時間帯が決まっているなら、自習室の案内と一緒に書いておくと伝わりやすくなります。
学習塾の料金は、1年分の全体が分かるように書く
ここからは、保護者が特に気にしている料金の書き方をお伝えします。
最初の月にかかる合計の出し方は、教室・スクール全般と変わりません。
ここでは、学習塾で見落としやすい、1年の中で増える費用に絞って見ていきましょう。
授業料のほかにかかる費用を、名前と時期をそろえて書く
学習塾では、授業料のほかに、年に何回か支払う費用があります。
例えば、下記の5つのような費用です。
- 入塾金
- 教材費
- 施設の利用費や、冷暖房などの諸経費
- 模擬試験の受験料
- 季節の講習の費用
こうした費用は、名前と、いつ支払うのかをそろえて、1つの表にまとめておくのがおすすめです。
教材費が年に1回なのか、学期ごとなのかが分かれば、保護者は1年の支払いを見通せます。
季節の講習と受験の学年の費用は、先に書いておく
学習塾では、春休みや夏休み、冬休みに講習を行うところが少なくありません。
保護者にとっては、講習を必ず受けるのか、受けるかどうかを選べるのかで、1年の負担が大きく変わります。
そのため、講習が全員受けるものなのか、希望する人だけのものなのかを、料金のページにはっきり書いておきましょう。
中学3年生や高校3年生で、受験に向けた特別な講座や模擬試験が増える塾は、その費用も学年の料金表とは別にまとめておきます。
金額がまだ決まっていない場合も、例年の時期と費用の目安が分かれば、保護者は早めに準備できます。
料金を安く見せる表示は、計算の根拠をそろえる
料金を分かりやすく見せようとして、ほかの塾との比較表や、1時間あたりの金額を載せることがあります。
けれども、比べる条件や計算の仕方がずれていると、本来より得に見える表示になってしまいかねません。
消費者庁は、2023年に、学習塾が自社のウェブサイトに載せた料金の比較表などについて、景品表示法の「有利誤認」に当たるとして措置命令を出しました。
この表示では、1時間あたりの授業料が実際より安く示され、比べた相手の塾の月謝も同じ条件のものではなかったとされています。
ほかの塾と比べる表は、条件をそろえて確かめられないなら、載せないほうが安全です。
1時間あたりの金額を書くときは、どの費用を含めて、何時間で割ったのかを添えておくのがおすすめです。
季節ごとの問い合わせに合わせて、学習塾のページを準備する
続いて、学習塾ならではの、季節ごとの問い合わせへの備え方をお伝えします。
塾への問い合わせは、新学期の前や講習の前、定期テストのあとなどに集まりやすいものです。
講習の案内は、申し込みの締切より早く載せる
春期・夏期・冬期の講習は、講習だけを受けてみたい家庭にとって、塾を試す入口になります。
けれども、講習の案内がチラシにしか載っていないと、塾の名前で検索した保護者は、日程や料金を確かめられません。
講習の日程、対象の学年、料金、申し込みの締切は、チラシを配る前にホームページにも載せておきましょう。
講習のページは、毎年新しく作るよりも同じページを直して使うほうが、去年の案内が残ったままになるのを防げます。

定期テストの前後は、テスト対策の内容を書く
定期テストの前後は、成績を気にした保護者や生徒が塾を探し始める時期です。
この時期に見られやすいのは、テストの前に塾がどんな対策をしてくれるのかという点です。
例えば、対応している中学校の名前と、テスト前の授業の増やし方、自習室を開ける時間を書いておきましょう。
学校ごとのテストの範囲に合わせて教材を用意しているなら、そのことも載せておくと、近くの中学校に通う家庭に伝わります。
新学期と受験期は、学年ごとの募集の状況を書く
新学期の前は、学年が上がるのをきっかけに、塾を探す家庭が増える時期です。
一方で、受験が近づくと、受験の学年の途中からの入塾を受け付けない塾もあります。
そのため、学年ごとに、今も募集しているのか、残りの席が少ないのかを書いておきましょう。
受験の学年の途中からの入塾を受け付けるかどうかと、受け付ける場合の締切も、あわせて載せておきます。
募集を締め切ったあとも、次の募集の時期を書いておけば、来年の候補として覚えておいてもらえます。
学習塾のホームページから、体験授業と面談につなげる導線
次に、ホームページを見た親子が、体験授業や面談に申し込むまでの導線を見ていきましょう。
学習塾では、生徒が授業を受けてみたい場合と、保護者がまず話を聞きたい場合とで、申し込みの入口が分かれます。
体験授業と面談の、2つの入口を用意する
生徒が授業の様子を確かめたいなら体験授業が、保護者が成績や進路の相談をしたいなら面談が入口になります。
入口が「お問い合わせ」の1つだけだと、どちらを頼めばいいのかが分からず、問い合わせをためらう人も出てきます。
そのため、体験授業と面談のそれぞれに、申し込みのボタンを分けて用意しておきましょう。
どのページにも入口を置いたうえで、講習のページでは講習の申し込みを、料金のページでは面談の申し込みを目立たせておくと、迷わずに申し込めます。

面談で話すことと、持ってきてほしいものを書く
面談に申し込む保護者は、その場で何を聞かれ、何を話すのかが分からず、身構えていることがあります。
面談の流れが分かっていれば、聞きたいことを整理したうえで来てもらえます。
例えば、今の成績の見方、通い方の提案、料金の説明という順番で話すのであれば、その流れを書いておきましょう。
最近の成績表や定期テストの答案を持ってきてほしい場合も、先に書いておくと、面談の時間を無駄なく使えます。
親子で来てほしいのか、保護者だけでもいいのかも、あわせて添えておくのがおすすめです。
生徒本人からの問い合わせにも答えられるようにする
高校生になると、生徒が自分で塾を調べて、問い合わせをしてくることもあります。
けれども、入塾の申し込みや支払いには、保護者の了解が欠かせません。
そのため、生徒から問い合わせを受けたときに、保護者とどうやり取りするのかを決めておきましょう。
例えば、下記のように書いておけば、生徒も安心して問い合わせられます。
体験授業は、生徒の方だけでもお申し込みいただけます。
入塾の前の面談には、保護者の方もお越しください。
保護者に確かめるのが面談の段階だと分かれば、生徒は家で塾の話を切り出しやすくなります。
学習塾の合格実績と、成績の上がり方の見せ方
ここでは、学習塾のホームページで多くの人が目を留める、合格実績と成績の見せ方をお伝えします。
保護者にとっては分かりやすい判断の材料になる一方で、書き方を誤ると法律に触れるおそれがあるところです。
合格実績は、年度と数え方を添える
合格実績を載せるときは、どの年度の結果なのかを必ず書いておきましょう。
加えて、誰を数えたのかも添えておくと、保護者は数字の意味を正しく受け取れます。
特に下記の3点は、塾によって数え方が分かれやすいところです。
- 1年を通して通った生徒だけか、講習だけを受けた生徒も含むか
- 1人が複数の学校に合格したときに、1人と数えたか、合格した学校の数で数えたか
- ほかの教室や系列の塾の合格者を合わせた数か
数え方が添えてあれば、保護者はほかの塾の実績とも同じ目線で比べられます。
実際より多く見せる表示は、景品表示法に触れるおそれがある
景品表示法は、サービスの内容について、実際のものよりも著しく優良であると示す表示を禁じています。
消費者庁の説明では、わざと偽った場合だけでなく、誤って表示してしまった場合も規制の対象になるとされています。
消費者庁の「景品表示法における違反事例集」で、教育サービスの例として挙がっているものから3つを紹介すると、下記のとおりです。
- 合格者の人数を、実際の人数を上回って載せていた大学入試の講座
- 本当の合格者の割合ではなく、高くなるように設定した合格率を載せていた受験対策の講座
- 講師のほとんどが国公立大学・大学院の出身であるかのように載せていたが、そうした講師は一部にすぎなかった学習塾のチラシ
どれも、載せた数字や言葉が、合格の結果や講師の顔ぶれと食い違っていた例です。
また、消費者庁長官は、表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を、事業者に求めることができるとされています。
合格者の数や講師の経歴は、名簿や記録など、あとから示せる形で残しておきましょう。
成績の上がり方は、条件と一緒に1人ずつ書く
成績が上がることを約束する書き方は、避けておきましょう。
学習塾の長期の契約は、特定商取引法の「特定継続的役務提供」の対象になる場合があります。
対象になる場合、広告で役務の内容や効果について、著しく事実に相違する表示や、実際のものよりも著しく優良であると人を誤認させるような表示をしてはならないと定められています。
成績の伸びを紹介するなら、入塾したときの成績、通った期間、取り組んだことを添えて、生徒1人ずつの例として書くのがおすすめです。
載せるときは、生徒と保護者の了承を得て、名前や学校名の出し方も決めておきます。
合格実績や成績の例がまだ少ない塾も、1回の授業の流れや、定期テストの前の取り組みなら、すぐにでも書けます。
学習塾が確かめておきたい特定商取引法の決まり
続いて、学習塾の契約と料金の書き方に関わる、特定商取引法の決まりをお伝えします。
期間が2か月を超え、金額が5万円を超える契約が対象になることは、教室・スクールのホームページ集客で触れています。
ここでは、学習塾に特有の点に絞って見ていきましょう。
対象になる「学習塾」の範囲
対象になる学習塾は、入学試験に備えるためや、学校教育の補習のための学力の教授として、政令で定められています。
教える相手は小学生、中学生、高校生などで、教える場所は塾の教室のように、事業者が用意した場所です。
一方で、幼稚園や小学校に入るための、いわゆる「お受験」の対策や、浪人生だけを対象にしたコースは含まれないとされています。
自分の塾のどのコースが当てはまりそうかは、コースごとに確かめておきましょう。
月謝制でも、契約の形によっては対象になる場合がある
1か月ごとに契約が更新される月謝制の学習塾は、消費者庁のQ&Aでは、原則として規制を受けないとされています。
ただし、授業に必要だとして教材を販売するなど、契約の実態として決められた期間を超えて縛られる場合は、規制を受ける場合があるとも書かれています。
金額を見るときの対象は、入学金、受講料、教材費、施設利用費、関連商品の販売などを合わせた、契約金の総額です。
学習塾の関連商品には、教材を含む書籍や、CDやDVDなどが指定されています。
年間の契約や、講習と教材をまとめて申し込む形を用意している塾は、期間と総額が条件に当てはまるかを確かめておきましょう。
ホームページの料金と、契約の前に渡す書面をそろえる
対象になる契約では、契約を結ぶ前に、契約の概要を書いた書面を渡すことが定められています。
この書面には、支払う金銭の概算額や、購入が必要な商品、役務の提供期間、クーリング・オフや中途解約に関する事項などを書くことになっています。
ホームページの料金表に書いた費用の名前や金額がこの書面と食い違っていると、契約の前に保護者を戸惑わせる原因になりかねません。
そのため、料金や講習の費用を変えたときは、ホームページと書面を同じ日に直しておくのがおすすめです。
ここに書いたのは概要なので、書面の書き方や手続きは、消費者庁の特定商取引法ガイドや専門家に確かめてください。
学習塾のホームページでよくある失敗
ここでは、学習塾のホームページでよくある失敗をまとめます。
どれも授業や面談で忙しい時期に後回しになりやすいので、今のページを開きながら確かめてみてください。
去年の講習の案内が残っている
講習が終わったあとも、去年の日程と料金のページがそのまま残っているケースです。
検索してそのページを開いた保護者は、今年の講習があるのか、料金が変わったのかが分かりません。
講習が終わったら、次の講習の時期と、案内を載せる予定の時期に書き換えておきましょう。
合格実績だけが大きく、指導の中身が分からない
トップページに合格した学校の名前が並んでいるのに、どんな授業をしているのかが書いていないケースです。
今の成績に不安がある家庭ほど、合格実績よりも、自分の子どもがどう教わるのかを知りたいと考えています。
1回の授業の流れや、テスト前の対策の内容を、実績と同じくらい目立つ場所に書いておきましょう。
保護者に向けた言葉だけで書かれている
ページの文章が、保護者に向けた説明だけで書かれているケースです。
生徒が自分で開いても知りたいことが見つからず、親子で塾の話をするきっかけになりません。
自習室や先生の紹介など、生徒が読む部分は、中学生が読んで分かる言葉で書いておくのがおすすめです。
よくある質問
ここでは、学習塾のホームページについてよくいただく質問にお答えします。
合格実績の扱いや講習の案内など、迷いやすい点をまとめました。
Q. 生徒の名前や学校名を、合格実績に載せてもいいですか。
載せる場合は、生徒と保護者の了承を得てからにしましょう。
名前と学校名を合わせて載せると、誰のことかが周りに分かってしまいます。
了承を得るときは、名前を出すのか、学校名だけにするのか、いつまで載せるのかまで決めておくと、あとから迷わずに済みます。
Q. 講習だけの参加も受け付けています。ホームページにはどう書けばいいですか。
講習のページに、講習だけで参加できることと、申し込みの方法を書いておきましょう。
講習だけの参加ができるかどうかは、塾を初めて利用する家庭が気にしやすい点です。
講習のあとも通い続けたい場合の手続きを添えておけば、講習から入塾を考える家庭にも伝わります。
Q. チラシとホームページは、どちらに力を入れればいいですか。
役割が違うので、どちらか一方に絞るよりも、つなげて使うのがおすすめです。
チラシは、近くに住む家庭に塾を知ってもらうきっかけになります。
チラシを見た保護者は、ホームページで料金や講師を確かめてから問い合わせることがあります。
そのため、チラシには、講習や料金のページを開けるQRコードを載せておきましょう。
塾の名前で検索したときに出てくるGoogleマップの情報の整え方は、MEO対策とはにまとめています。
まとめ:学習塾のホームページは、保護者と生徒の両方に答えを用意する
最後に、この記事の要点を整理します。
学習塾のホームページは、保護者と生徒のそれぞれが、この塾なら任せられるか、通えるかを確かめる場所です。
保護者は指導の形や料金の全体、通塾の安全を、生徒は教室の雰囲気や部活との両立、自習室を見ています。
そのため、まずは保護者が確かめる下記の5つを揃えることから始めましょう。
- 指導の形と、1人の講師が見る生徒の数
- 誰が教えるのか
- 授業料のほかにかかる費用と、1年分の目安
- 通塾の安全と、帰りの時間
- 面談と、家庭への連絡
そのうえで、生徒が読む部分を、中学生にも分かる言葉で足していきます。
合格実績には年度と数え方を添え、事実と違う数字や、成績が上がることを約束する言葉は載せないようにしておきます。
今のページに足りないところが見つかったなら、それは次の問い合わせにつながる手がかりです。
最後にひとつだけ。
次の講習の案内は、チラシを配る前に、ホームページにも載せてください。
検索して確かめに来た保護者に答えられることが、体験授業や面談の申し込みにつながります。
教室・スクールに共通する時間割や体験の受け方は教室・スクールのホームページ集客に、英会話教室の場合は英会話教室のホームページ集客にまとめています。
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