体験の申し込みにつなげる!教室・スクールのホームページ集客を解説

習い事の教室・スクールのホームページで、体験レッスンの申し込みにつなげるための情報を整理しました。載せたい7つの情報、料金の書き方、体験の申し込みの受け方、教室の様子の伝え方、長期の契約で気をつけたい法律まで解説します。

体験の申し込みにつなげる!教室・スクールのホームページ集客を解説

「チラシと紹介で生徒さんは集まっているけれど、ホームページからの申し込みがほとんどない」

「問い合わせは来るのに、体験レッスンの申し込みまで進まない」

音楽教室や英会話教室、学習塾、ダンスや書道の教室などを運営している方から、こうしたご相談をいただくことがあります。

先に結論をお伝えします。

教室・スクールのホームページは、体験レッスンに申し込む前の不安を消すための場所です。

習い事は、入会の前に体験で確かめてから決める人が多いサービスです。

そのため、料金、曜日と時間、先生、教室の雰囲気が分かるホームページにしておくと、体験の申し込みにつながりやすくなります。

この記事では、教室・スクールのホームページに載せたい情報と、料金の書き方、体験の申し込みの受け方、教室の様子の伝え方を整理しました。

ホームページそのものが必要かどうかで迷っている場合は、ホームページの必要性もあわせてご覧ください。

この記事で分かること

  1. 教室・スクールのホームページの役割
  2. ホームページに載せたい7つの情報
  3. 料金の書き方
  4. 体験レッスンの申し込みの受け方
  5. よくある失敗

教室・スクールのホームページは、体験の申し込みを受ける場所

まずは、教室にとってホームページがどんな役割を持つのかを整理しておきましょう。

習い事を探す人がどう動いているのかが分かると、載せる情報の優先順位が決まります。

習い事は、通える範囲で探して比べられる

習い事は、毎週通うものなので、自宅や学校、職場の近くで探されます。

「地域名+ピアノ教室」「駅名+英会話」のように検索して、通える範囲の教室を見比べる人が少なくありません。

候補に挙がった教室のホームページを順に開いて、料金や曜日が合うかを確かめていきます。

このときに知りたい情報が見つからないと、ほかの教室に移ってしまいます。

「地域名 ピアノ教室」「駅名 英会話」のように通える範囲で探す人に対して、料金と曜日が載っている教室は通えるかどうかを確かめられ、載っていない教室からはほかの教室に移ってしまうことを示す図

子どもの習い事は、保護者が比べている

子ども向けの教室では、ホームページを見ているのは保護者です。

保護者は、送り迎えができる曜日と時間か、月にいくらかかるのか、どんな先生なのかを確かめています。

教室の安全面や、ほかの生徒の年齢層も気になるところです。

例えば、レッスンの様子の写真や、対象の学年が書いてあると、子どもが通う姿を想像しやすくなります。

入会の前に、体験で確かめたいと考えている

習い事は、始めてみないと合うかどうかが分かりません。

そのため、いきなり入会するのではなく、まず体験レッスンで確かめたいと考える人が多くなります。

ホームページの役割は、入会を決めてもらうことではなく、体験に申し込んでもらうことです。

体験の内容や申し込みの方法が分かりやすいほど、最初の一歩を踏み出してもらえます。


教室・スクールのホームページに必要な7つの情報

続いて、教室・スクールのホームページに載せておきたい情報をお伝えします。

下記の7つが揃っていると、探している人は体験に申し込む前に知りたいことをひととおり確かめられます。

1. コースと、対象になる人

どんなコースがあり、誰が対象なのかを書いておきます。

年齢や学年、経験の有無ごとに分けておくと、自分や子どもに合うコースを見つけやすくなります。

初心者でも始められるのかは、多くの人が気にしている点です。

「楽器に触ったことがない方も歓迎です」のように、一言添えておきましょう。

2. 曜日と時間割

レッスンの曜日と時間は、通えるかどうかを決める情報です。

コースごとの時間割を、表にまとめて載せておきます。

空きのある枠と、満席の枠が分かるようにしておくのがおすすめです。

空き状況が分からないと、問い合わせてから通えないと分かり、お互いに手間がかかってしまいます。

3. 料金と、月謝のほかにかかる費用

月謝に加えて、入会金や教材費など、最初にかかる費用も書いておきます。

月謝だけを見て申し込んだ人が、あとから別の費用を知ると、不信感につながります。

年に数回かかる費用がある場合は、それも書いておきましょう。

詳しい書き方は、次の章でお伝えします。

4. 先生の紹介

誰に教わるのかは、教室を選ぶときの決め手になります。

顔写真、経歴や資格に加えて、教えるときに心がけていることを載せておきましょう。

子ども向けの教室では、先生の人柄が伝わる文章が、保護者の安心につながります。

先生が複数いる教室では、どのコースを誰が担当するのかも書いておくと親切です。

5. 教室の場所と、通い方

住所と、最寄り駅やバス停からの道順を書いておきます。

駐車場や駐輪場、送り迎えのときに車を停められる場所があるかも、通いやすさを左右します。

自宅で教室を開いている場合は、建物の入り方まで書いておくと、初めての人も迷いません。

詳しい住所を公開したくないときは、最寄り駅と大まかな場所だけを載せる方法もあります。

6. 体験レッスンの内容と、申し込みの方法

体験レッスンで何をするのか、時間はどのくらいか、料金はかかるのかを書いておきます。

内容が分からないと、申し込む側は何を準備すればいいのかが分かりません。

申し込みの方法は、フォームやLINEなど、時間を選ばずに送れるものを用意しておきます。

レッスン中は電話に出られない教室も多いので、文章で受けられる入口が役に立ちます。

7. 振替・休会・退会の決まり

休んだときに振替ができるのか、休会や退会はいつまでに伝えればいいのかを書いておきます。

通い始めてから知ると、もめごとの原因になりやすい点です。

先に決まりが分かっていると、申し込む側も安心して始められます。

入会の前に確かめたい情報として、料金の近くに載せておきましょう。


料金の書き方

ここからは、教室・スクールのホームページで必ず見られる料金の書き方をお伝えします。

月謝の金額だけでなく、通い続けるといくらかかるのかが分かる形にしておきましょう。

最初の月にかかる総額を書く

入会するときには、月謝のほかに、入会金や教材費がかかることがあります。

それぞれの金額を別々に書くだけでは、最初にいくら用意すればいいのかが分かりません。

そのため、最初の月にかかる金額の合計を、例として書いておきましょう。

合計が先に分かっていれば、申し込んだあとに驚かせることがなくなります。

料金に月謝だけを書くと、申し込んだ人があとから別の費用を知ることになり、月謝・入会金・教材費と最初の月の合計まで書くと、申し込んだあとに驚かせないことを、ページの見取り図で比べた図

月謝のほかにかかる費用を書く

教室によっては、月謝のほかに、年に数回の費用がかかります。

例えば、下記の3つのような費用です。

  • 発表会の参加費
  • 検定の受験料
  • 衣装や道具の費用

こうした費用は、金額が決まっていなくても、かかる時期と目安を書いておきます。

必ずかかる費用と、希望する人だけにかかる費用を分けておくと、より分かりやすくなります。

長期の契約や前払いのコースは、法律の対象になることがある

語学教室、学習塾、家庭教師、パソコン教室では、契約の期間が2か月を超え、金額が5万円を超える場合に、特定商取引法の「特定継続的役務提供」の対象になります。

対象になると、契約のときに渡す書面や、クーリング・オフ、中途解約についての決まりが適用されます。

回数券や、数か月分をまとめて前払いするコースを用意している教室は、対象になるかどうかを確かめておきましょう。

詳しい条件は、消費者庁の特定商取引法ガイドで確かめられます。


体験レッスンの申し込みの受け方

次に、ホームページを見た人が体験レッスンに申し込みやすくなる受け方をお伝えします。

体験は入会の入口なので、申し込みの手間をできるだけ減らしておきましょう。

体験の内容と、当日の流れを書く

体験レッスンで何をするのかを、当日の流れに沿って書いておきます。

例えば、あいさつ、レッスンの体験、教室の説明、質問の時間、という順番です。

かかる時間の目安と、持ち物や服装もあわせて書いておきましょう。

当日の様子が想像できると、初めての人も申し込みやすくなります。

日時を選んで申し込めるようにする

体験の申し込みが「まずはお問い合わせください」だけだと、日程の相談に何度もやり取りが必要になります。

やり取りが増えるほど、途中で連絡が途切れてしまう人も増えていきます。

体験を受けられる日時の候補を載せ、希望の日時を選んで送れる形にしておきましょう。

フォームに第2希望まで書ける欄を作っておくと、1回の返信で日程が決まりやすくなります。

体験の申し込みが「まずはお問い合わせください」だけだと日程の相談に何度もやり取りが必要で途中で連絡が途切れる人が増え、日時の候補から選べて第2希望まで書ける形にすると1回の返信で日程が決まりやすくやり取りが少なくて済むことを比べた図

体験のあとの流れを書いておく

体験に申し込む人の中には、その場で入会を迫られるのではないかと不安に感じる人もいます。

体験のあとに、どのように入会の返事をすればいいのかを書いておきましょう。

「入会するかどうかは、持ち帰って考えていただけます」と一言あるだけで、申し込みやすさが変わります。

入会する場合の手続きと、最初のレッスンまでの流れも添えておくと親切です。

申し込みフォームの項目を絞る

フォームの入力項目が多いと、途中でやめてしまう人が増えます。

体験の申し込みでは、名前、連絡先、希望のコースと日時の4つ程度に絞っておくのがおすすめです。

子ども向けの教室では、学年や年齢の欄も用意しておきます。

経験の有無や要望は、任意の欄にしておけば、書きたい人だけが書けます。


教室の様子の伝え方

ここでは、教室の雰囲気を伝えるための写真や、生徒の声の載せ方をお伝えします。

文章で説明するよりも、普段の様子を見せるほうが伝わる情報です。

レッスンの様子を写真で見せる

教室の中やレッスンの様子の写真は、通う姿を想像してもらうための材料になります。

教室の全体が分かる写真と、レッスン中の手元や表情が分かる写真の両方を載せておきましょう。

写真は、きれいに整えたものよりも、普段のレッスンに近いものがおすすめです。

体験に来たときの印象と大きく違わないことが、安心につながります。

子どもの写真は、保護者の了承を得てから載せる

子ども向けの教室では、生徒の写真の扱いに注意が必要です。

ホームページに載せる前に、保護者に写真を使ってよいかを確認してください。

了承を得られない場合は、顔が分からない後ろ姿や、手元だけの写真を使う方法があります。

入会のときに、写真の扱いについて確認する欄を用意しておくと、あとから困ることがなくなります。

子どもの写真を使ってよいかを保護者に確認し、了承を得られた場合はレッスンの様子の写真を載せ、了承を得られない場合は後ろ姿や手元だけなど顔が分からない写真を使うことを、分かれ道で示す図

生徒や保護者の声を載せる

通っている人の声は、これから始める人にとって参考になります。

どんなきっかけで始め、通ってみてどう変わったのかを、短い文章で載せておきましょう。

声を載せるときは、本人や保護者の了承を得て、名前の出し方も確認しておきます。

教室に都合のよい言葉だけを並べるよりも、迷った点や始める前の不安も書いてあるほうが信頼されます。

発表会や作品で、通った先の姿を見せる

習い事を始める人は、続けるとどうなれるのかを知りたいと考えています。

発表会の様子や、生徒の作品、検定の合格の実績などを載せておきましょう。

実績を載せるときは、いつの時点のものかを添えておきます。

数字を大きく見せるよりも、実際の様子が伝わる写真や文章のほうが、判断の材料になります。


Googleマップ・SNS・検索サイトとホームページの役割分担

続いて、ほかの集客の手段とホームページの使い分けを整理します。

役割を分けておくと、同じ情報を何度も書き直す手間が減ります。

Googleマップは、近くで探す人の入口になる

「地域名+習い事」で検索すると、検索結果に地図と教室の一覧が表示されます。

ここに出る情報は、Googleビジネスプロフィールに登録した内容です。

受付の時間や電話番号、教室の写真を登録し、ホームページへのリンクも設定しておきましょう。

設定の基本はMEO対策とはに、口コミへの返信は口コミへの対応にまとめています。

SNSは日々の様子、ホームページは変わらない情報

InstagramなどのSNSは、レッスンの様子や発表会の報告を伝えるのに向いています。

一方で、投稿は時間とともに流れていくため、料金や時間割を探すのには向いていません。

料金、時間割、体験の申し込みの方法は、ホームページにまとめておきます。

SNSのプロフィールからホームページへリンクしておけば、興味を持った人がそのまま申し込めます。

検索サイトは見つけてもらう場所、ホームページは確かめる場所

教室を探せる検索サイトは、複数の教室を比べたい人に見つけてもらう場所です。

決まった項目で並べられるため、教室ごとの雰囲気や先生の人柄は伝わりにくくなります。

検索サイトで見つけた人が、ホームページで詳しく確かめられるようにしておきましょう。

体験の申し込みをホームページで受けると、申し込んだ人とのやり取りも教室の側で管理できます。


教室・スクールのホームページでよくある失敗

ここでは、教室・スクールのホームページでよくある失敗をまとめます。

レッスンで忙しいと後回しになりやすいので、今のホームページを開きながら確認してみてください。

料金が月謝しか書いていない

月謝は書いてあるのに、入会金や教材費が書いていないケースです。

あとから別の費用が分かると、申し込んだ人は最初の説明と違うと感じてしまいます。

最初の月にかかる合計の金額を、例として載せておいてください。

時間割が古いままになっている

何年も前の時間割が、そのまま載っているケースです。

載っている曜日に通えると思って問い合わせた人が、実際には枠がないと知ることになります。

時間割を変えたときは、その日のうちにホームページも直しておきましょう。

空き状況が分からない

時間割は載っているのに、どの枠に空きがあるのかが分からないケースです。

問い合わせてから満席だと分かると、探している人の時間を無駄にしてしまいます。

満席の枠には、その旨を書いておくだけでも親切です。

時間割に空き状況が書いていないと、教室を探している人は「この曜日なら通えそうだ」と受け取り、問い合わせてから満席だと分かることを示し、空きのある枠と満席の枠を書いておくことを添えた図

体験の申し込み方が分かりにくい

体験レッスンの案内はあるのに、どこから申し込めばいいのかが分からないケースです。

申し込みの入口が見つからないと、興味を持った人もそのままページを閉じてしまいます。

体験の申し込みボタンは、どのページからでも見える場所に置いておきましょう。

先生の顔が見えない

コースや料金は詳しいのに、先生の紹介がないケースです。

習い事は先生との相性で続くかどうかが決まるので、誰に教わるのかが分からないと申し込みにくくなります。

顔写真と、教えるときに心がけていることを載せておきましょう。

振替や退会の決まりが書いていない

休んだときの扱いや、退会の手続きがどこにも書いていないケースです。

通い始めてから決まりを知ると、不満やもめごとの原因になります。

入会の前に読める場所に、決まりをまとめておいてください。


よくある質問

ここでは、教室・スクールのホームページについてよくいただく質問にお答えします。

料金の載せ方や写真の扱いなど、迷いやすい点をまとめました。

Q. 月謝を載せると、高いと思われませんか。

金額が分かるほうが、申し込みやすくなります。

料金が書いていない教室は、比べる前に候補から外されてしまうことがあります。

月謝に含まれるものと、レッスンの回数や時間を添えて、金額の理由も伝えておきましょう。

Q. 体験レッスンは、無料にしたほうがいいですか。

無料か有料かよりも、内容と料金をはっきり書いておくことを優先しましょう。

有料の体験でも、何をどのくらいの時間で体験できるのかが分かれば、納得して申し込んでもらえます。

入会した場合に体験の料金をどう扱うのかも、あわせて書いておくのがおすすめです。

Q. 生徒さんの写真は、載せてもいいですか。

本人や保護者の了承を得てから載せましょう。

子どもの写真は、顔が分からない角度の写真を使う方法もあります。

入会のときに写真の扱いを確認しておくと、あとから載せるかどうかで迷わずに済みます。

Q. SNSだけで生徒を募集していますが、ホームページは必要ですか。

料金や時間割をまとめる場所として、用意しておくのがおすすめです。

SNSの投稿は流れていくので、過去の投稿から料金を探してもらうのは難しくなります。

変わらない情報をホームページにまとめておけば、SNSで興味を持った人が迷わずに申し込めます。

Q. 空き状況は、どのくらいの頻度で更新すればいいですか。

枠が埋まったときと、空きが出たときに直しましょう。

毎日更新する必要はありませんが、実際と違う状態が続くと、問い合わせた人に手間をかけてしまいます。

更新した日を添えておくと、見た人も情報の新しさを判断できます。

Q. 自宅で教室を開いています。住所は載せるべきですか。

詳しい住所を載せなくてもかまいません。

最寄り駅と大まかな場所を載せ、「詳しい住所は体験のお申し込み後にお知らせします」と書いておく方法があります。

申し込んだ人には、建物の入り方まで丁寧に案内しておきましょう。


まとめ

最後に、この記事の要点を整理します。

教室・スクールのホームページは、体験レッスンに申し込む前の不安を消すための場所です。

習い事を探している人は、通える範囲の教室を見比べて、体験で確かめてから入会を決めています。

そのため、まずは下記の7つを揃えることから始めましょう。

  1. コースと、対象になる人
  2. 曜日と時間割
  3. 料金と、月謝のほかにかかる費用
  4. 先生の紹介
  5. 教室の場所と、通い方
  6. 体験レッスンの内容と、申し込みの方法
  7. 振替・休会・退会の決まり

料金は、月謝だけでなく、最初の月にかかる合計の金額まで書いておきます。

体験の申し込みは、日時を選んで送れる形にしておくと、やり取りが少なくて済みます。

最後にひとつだけ。

時間割と空き状況は、変わったその日に直してください。

載っている情報が実際と合っていることが、申し込む人の安心につながります。

Googleマップ側の設定はMEO対策とはに、口コミへの返信は口コミへの対応にまとめています。

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