「紹介と口コミで生徒さんは来てくれるけれど、ホームページからは体験レッスンの申し込みが入らない」
「演奏の経歴はしっかり載せているのに、問い合わせにつながらない」
個人や少人数で音楽教室を運営していると、こうした悩みにぶつかることがあります。
先に結論をお伝えします。
音楽教室のホームページは、体験レッスンを申し込む前の人が、この先生のレッスンを続けられそうかを確かめる場所です。
ピアノやギター、ボーカルなどの音楽の習い事では、教室で習う時間に加えて、家で練習する時間が必要になります。
そのため、申し込む前の人は、先生の教え方や演奏だけでなく、楽器や練習の環境、発表会まで含めて確かめています。
この記事では、音楽教室のホームページで確かめられている情報と、その書き方を整理しました。
時間割や体験レッスンの申し込みの受け方など、どの教室にも共通する内容は教室・スクールのホームページ集客にまとめていますので、あわせてご覧ください。
この記事で分かること
- 音楽教室のホームページの役割
- ホームページに載せる6つの情報
- 講師の紹介の書き方
- レッスンの形の書き方
- 楽器と練習環境の案内
- 月謝・教材費・発表会の費用の書き方
- 発表会と体験レッスンの見せ方
- 演奏の動画や音源を載せるときの著作権
- 動画で手続きが必要になるケース
- よくある失敗
音楽教室のホームページは、体験の前に先生とレッスンを確かめる場所
まずは、体験レッスンを申し込む前の人が、ホームページで何を確かめているのかを整理しておきましょう。
誰が見ているのかが分かると、どの情報をくわしく書けばいいのかが決まります。
子ども向けは保護者が、大人向けは本人が見ている
子ども向けのレッスンでは、ホームページを見ているのは保護者です。
保護者は、子どもが楽しく続けられそうか、家での練習をどのくらい見てあげればいいのかを確かめています。
一方で、大人向けのレッスンを探しているのは、通う本人です。
大人の中にも、初めて楽器に触れる人と、昔習っていてもう一度始めたい人がいます。
見る人によって、確かめたいことが違う
同じ音楽教室でも、保護者、大人の初心者、経験のある大人では、知りたいことが変わります。
下記の表に、3通りの人の違いを3つの点でまとめました。
| 子どもを通わせたい保護者 | 大人の初心者 | 経験のある大人 | |
|---|---|---|---|
| 気になっていること | 子どもが続けられるか | 楽譜が読めなくても始められるか | 弾きたい曲やジャンルを習えるか |
| 講師について知りたいこと | 子どもへの接し方、指導歴 | 初心者への教え方 | 演奏歴、得意なジャンル |
| レッスンについて知りたいこと | 対象の年齢、家での練習の目安 | 楽器が家になくても通えるか | レッスンの進め方、曲を選べるか |
このように知りたいことが違うので、トップページから、それぞれの人に向けた案内へ進めるようにしておくのがおすすめです。
1つのページにまとめて書くと、どの人にとっても、自分に関係のある情報が探しにくくなってしまいます。
体験の前に、家で練習できるかどうかも見ている
音楽の習い事は、レッスンで習ったことを、次のレッスンまでに家で練習して身につけていくものです。
そのため、申し込む前の人が気にするのは、家に楽器がなくても始められるか、音を出しにくい家でも続けられるかです。
例えば、ピアノを習わせたい保護者の中には、電子ピアノでも通えるのかを知りたい人がいます。
こうした疑問にホームページで先に答えておくと、体験レッスンに申し込むときの迷いが減ります。
音楽教室のホームページに載せる6つの情報
続いて、音楽教室のホームページに載せておきたい情報をお伝えします。
時間割や教室の場所など、どの教室にも必要な情報は、冒頭で紹介した教室・スクールの記事にまとめています。
そこで、ここでは音楽教室ならではの情報に絞りました。
下記の6つが揃っていると、申し込む前の人は、自分や子どもに合う教室かどうかを判断できます。
- 講師の紹介と、演奏の動画や音源
- 教えられる楽器・ジャンルと、対象のレベル
- レッスンの形と、時間・回数
- 楽器と、練習の環境
- 月謝・入会金・教材費・発表会の費用
- 発表会の様子と、体験レッスンの内容
1から3は先生とレッスンの中身を、4から6は通い始めてからの生活を思い描くための情報です。
次の章から、それぞれの書き方を順に見ていきましょう。
講師の紹介の書き方
ここからは、音楽教室を選ぶときの決め手になりやすい、講師の紹介の書き方をお伝えします。
経歴を並べるだけで終わらせず、誰に何を教えてきたのかと、どんな音を出す先生なのかまで伝えておきましょう。
演奏歴と指導歴を分けて書く
講師の紹介に、出身の学校やコンクールの入賞歴、演奏活動といった演奏歴だけが書かれていることがあります。
演奏の実績は、先生の力を伝える材料です。
けれども、初心者や保護者が知りたいのは、自分や子どもに合わせて教えてもらえるかどうかです。
そのため、演奏歴とは別に、指導歴を書いておきましょう。
例えば、「4歳から大人まで、ピアノを教えて10年」「大人の初心者を中心に指導」のような書き方です。
誰に、どのくらいの期間教えてきたのかが分かると、申し込む前の人は自分が習う姿を想像しやすくなります。

教えられるジャンルとレベルを書く
同じ楽器でも、クラシック、ポップス、ジャズなど、教えられるジャンルは講師によってさまざまです。
弾きたい曲が決まっている人は、そのジャンルを習えるのかを最初に確かめたいと考えています。
そこで、教えられるジャンルと、対象のレベルをあわせて書いておくのがおすすめです。
下記の3つは、書き方の例です。
- 楽譜が読めない方、楽器に初めて触れる方も歓迎
- 弾きたい曲を持ち込んでのレッスンにも対応
- コンクールに向けた指導にも対応
このように書いてあれば、申し込む前の人は、自分の目的に合う先生かどうかを判断できます。
対応していないジャンルやレベルがある場合も、先に書いておくほうが、あとからの行き違いを防げます。
演奏の動画や音源で、音を聴いてもらう
音楽教室では、先生の演奏そのものが、文章では伝えにくいことを伝えてくれます。
短い演奏の動画や音源があると、申し込む前の人は、どんな音を出す先生なのかを体験の前に確かめられます。
長い曲を通して載せなくてもかまいません。
レッスンで扱うことの多いジャンルの曲を、短く弾いた動画が1本あるだけでも、判断の材料になります。
ただ、動画や音源を載せるときには、曲の著作権を確かめておかなければなりません。
確かめ方は、後の「演奏の動画や音源を載せるときの著作権」の章からお伝えします。
レッスンの形の書き方
次に、レッスンがどのように行われるのかを伝えるための書き方をお伝えします。
音楽教室のレッスンは、個人かグループか、1回が何分かによって、受けられる中身が変わります。
個人レッスンとグループレッスンを分けて書く
個人レッスンは、1人ひとりの進み具合に合わせて進められるのが特徴です。
一方で、グループレッスンには、仲間と一緒に演奏できる楽しさがあります。
どちらの形なのかが書いていないと、申し込む前の人は、自分のペースで習えるのかを判断できません。
両方ある教室では、対象の年齢や料金とあわせて、形ごとに分けて書いておきましょう。
グループレッスンでは、1つのグループの人数も書いておきます。
「少人数」という言葉だけでは、思い浮かべる人数が人によって違うためです。
1回の時間と、月の回数を書く
レッスンの長さと回数は、上達のペースと費用の両方に関わる情報です。
「月3回・1回30分」のように、回数と時間をあわせて書いておきましょう。
年間のレッスンの回数を決めている教室もあります。
その場合は、年に何回なのかと、レッスンのない週がいつなのかを添えておくと、月謝との関係が伝わりやすいものです。
オンラインレッスンは、必要な機材と受け方を書く
教室でのレッスンに加えて、オンラインのレッスンを用意している教室もあります。
音楽のオンラインレッスンでは、音の聞こえ方や手元の見え方が、対面とは違ってきます。
そのため、使うアプリ、必要な機材、カメラの置き方を書いておくのがおすすめです。
例えば、スマートフォンだけで受けられるのか、手元を映すための台が必要なのかを書いておきます。
対面とオンラインを組み合わせて受けられる場合は、切り替えの方法も添えておくと親切です。
ピアノ教室・ギター教室・ボーカル教室で変わる、楽器と練習環境の案内
続いて、音楽教室ならではの情報として、楽器と練習の環境の案内をお伝えします。
教える楽器によって、用意するものも、家での練習のしかたも変わるため、申し込む前の人が迷いやすい点です。
楽器を持っていない人への案内を書く
これから始める人の中には、まだ楽器を持っていない人もいます。
体験の前に買わなければいけないのかが分からないと、申し込みをためらってしまいかねません。
下記の3点を書いておくと、楽器を持っていない人も判断しやすくなります。
- 体験レッスンは、手ぶらで受けられるか
- 教室の楽器を、レッスン中に借りられるか
- 楽器の選び方や買う時期を、相談できるか
楽器は、続けられそうだと分かってから買いたいと考える人もいます。
入会してから一緒に選べると分かれば、安心して体験に申し込んでもらえるというわけです。

家で練習する楽器の目安を書く
家にどんな楽器を用意すればいいのかは、教える楽器と教室の方針によってさまざまです。
例えば、ピアノ教室では、電子ピアノやキーボードでも通えるのかが気になるところです。
ギター教室であれば、アコースティックギターとエレキギターのどちらを用意すればいいのかで迷う人もいます。
そこで、受け入れている楽器の範囲を、ホームページに書いておきましょう。
あわせて、1日の練習時間の目安を年齢やレベルごとに添えておくと、通い始めてからの生活を想像しやすくなります。
教室の防音と、練習できる場所を書く
集合住宅に住んでいる人や、帰りが遅い人は、家で音を出しにくいものです。
ボーカル教室のように楽器を使わないレッスンでも、家で声を出して練習しにくいという事情は変わりません。
教室に防音の設備がある場合や、レッスンのない時間に練習用として部屋を使える場合は、その旨を書いておきます。
自宅で教室を開いている場合は、レッスンができる時間帯を書いておくと、夜に通いたい人も判断できます。
家で音を出しにくい人に向けて、音を抑えて練習する方法を紹介しておくのも1つの方法です。
月謝・入会金・教材費・発表会の費用の書き方
ここからは、音楽教室の費用の書き方をお伝えします。
最初の月にかかる総額の書き方は教室・スクールの記事に任せて、ここでは音楽教室で迷いやすい点に絞ります。
月謝は、レッスンの形と時間ごとに並べて書く
音楽教室の月謝は、個人かグループか、1回が何分かによって変わります。
金額だけを1つ書くと、どのレッスンの料金なのかが伝わりません。
そのため、レッスンの形、1回の時間、月の回数を並べた表にまとめておきましょう。
入会金がかかる場合は、表のすぐ近くに書いておきます。
教材費と楽譜代は、かかる時期まで書く
音楽教室では、月謝のほかに、教本や楽譜の費用がかかることがあります。
ただ、教本は進み具合に合わせて買い足していくため、費用がかかる時期は生徒によってさまざまです。
そこで、教本を買い足す時期の目安と、どこで買うのかを書いておきましょう。
例えば、「教本は進み具合に合わせて、その都度ご案内します」のような書き方です。
楽器のレンタルなどの費用がある場合も、月ごとなのか年ごとなのかを添えておくと、1年でかかる金額を見通せます。
発表会の費用は、参加が任意かどうかとあわせて書く
発表会を開いている教室では、参加費のほかに、衣装や写真、記録の動画の費用がかかることがあります。
月謝だけを見て入会した人が、あとから発表会の費用を知ると、最初の説明と違うと感じてしまいかねません。
そのため、発表会がいつごろあるのか、参加は任意なのか、どんな費用がかかるのかを書いておきましょう。
金額が毎年変わる場合は、かかる時期と費用の種類だけでも書いておくのがおすすめです。

発表会の様子と体験レッスンの内容の見せ方
次に、通った先の姿を伝える発表会と、最初の一歩になる体験レッスンの見せ方をお伝えします。
どちらも、文章だけの説明よりも、具体的な様子が分かるほうが伝わる情報です。
発表会は、会場と雰囲気が分かるように載せる
発表会を楽しみにする人もいれば、人前で演奏することに不安を感じる人もいます。
そこで、いつ、どんな会場で、どのような雰囲気で開いているのかを載せておきましょう。
例えば、ホールで開くのか、教室の中で小さく開くのかで、受ける印象は変わります。
大人の生徒も参加しているのか、参加しない選択もできるのかを書いておくと、大人の初心者も安心して申し込めます。
子どもの写真や動画は、保護者の了承を得てから載せる
発表会やレッスンの様子を載せるときは、写っている人の了承を得ておきます。
特に、子どもの写真や動画は、保護者に使ってよいかを確かめてから載せてください。
了承を得られない場合は、後ろ姿や手元だけの写真を使う方法があります。
写真の扱いは、教室・スクールのホームページ集客の中でくわしく紹介しています。
体験レッスンで何をするかを具体的に書く
体験レッスンの案内が「お気軽にどうぞ」だけでは、当日に何をするのかが分かりません。
音楽教室の体験では、楽器が弾けないのに行ってもいいのかと迷う人もいます。
下記の4点を書いておくと、初めての人も当日の様子を想像できます。
- 体験で何をするか
- かかる時間の目安と、料金
- 持ち物
- 経験のある人が、弾きたい曲の楽譜を持っていってよいか
例えば、「楽器に触れて音を出すところから始め、短いフレーズを一緒に弾きます」のような書き方です。
体験の申し込みの受け方は、教室・スクールの記事でくわしく紹介しています。

演奏の動画や音源を載せるときの著作権
ここからは、音楽教室ならではの注意点として、演奏の動画や音源を載せるときの著作権をお伝えします。
自分で演奏した動画であっても、曲そのものには作った人の権利があるため、載せる前に確かめておきましょう。
曲には、作詞者や作曲者の権利がある
JASRAC(日本音楽著作権協会)の案内では、演奏やインターネット配信などで作品を利用するときには、事前に著作者などから許諾を得る必要があるとされています。
一方で、著作権は、原則として著作者が亡くなって70年が経過すると消滅するという説明もあります。
ただ、保護の期間には例外があるとも書かれているので、古い曲だから問題ないと決めつけずに、曲ごとに確かめてください。
JASRACが管理している曲かどうかは、JASRACの作品データベース「J-WID」で検索できると案内されています。
また、既存の曲を編曲したり替え歌にしたりする場合は、作詞者や作曲者の意向を確認する必要があるとも書かれています。
動画サイトに載せる場合と、ホームページから配信する場合で扱いが違う
演奏の動画は、YouTubeなどの動画サイトに載せる方法と、自分のホームページから直接配信する方法で見せられます。
JASRACの案内では、この2つは別のページで説明されています。
まず、YouTubeなど、JASRACが利用許諾契約を結んでいる動画投稿サービスの場合です。
こうしたサービスでは、一定の範囲内の利用であれば、JASRACが管理する曲を含む動画を手続きなくアップロードできるとされています。
ただし、利用の方法によっては、個別に手続きが必要になる場合があるという点に注意しましょう。
契約を結んでいるサービスの一覧もJASRACが公表しているので、使うサービスが載っているかを先に見ておくと安心です。
次に、動画投稿サービスを使わずに、自分のホームページから動画を配信する場合です。
JASRACの「動画配信」のページでは、制作した動画コンテンツを配信する場合は、インタラクティブ配信の手続きが必要と案内されています。
動画投稿サービスに載せた動画をホームページに貼り付ける場合についても、JASRACは別のフローチャートを用意しています。
貼り付け先のサイトが収入を得ているか、運営しているのが個人かどうかなどで、手続きが必要かどうかが分かれる形です。
市販の音源を使う場合は、別の権利の許諾が必要になる
発表会や演奏の動画で、市販のCDやダウンロードした音源を伴奏に使うことがあります。
JASRACの案内では、市販のCDやダウンロードした音源を利用する場合、著作権とは別に、著作隣接権の許諾を得る必要があるとされています。
著作隣接権は、音源を作った人やアーティストの権利で、問い合わせ先はレコード会社などの音源製作者です。
市販の音源に合わせて歌ったり演奏したりした動画は、載せる前に音源の権利も確かめておいてください。
教室の紹介や発表会の動画で、手続きが必要になるケース
続いて、動画投稿サービスに載せる場合でも、あらかじめ手続きが必要とされているケースをお伝えします。
教室の紹介動画や発表会の動画は、このケースに関わることがあるため、載せる前に目を通しておくと安心です。
JASRACが挙げている3つのケース
JASRACの案内には、投稿する人があらかじめJASRACへの手続きをする必要があるケースが書かれています。
挙げられているのは、下記の3つです。
- 広告や宣伝を目的とする動画をアップロードする場合
- 外国の作品を含む動画を、個人以外の法人や団体などがアップロードする場合
- 自分が主催して会場に観客を招いた、コンサートや発表会などの模様をアップロードする場合
2つ目にある「個人」には、アカウントを運営している個人事業主も含まれるとされています。
音楽教室の動画で特に確かめておきたいのは、1つ目の広告と、3つ目の発表会です。
生徒募集の案内を入れた動画は、広告にあてはまるかを確かめる
1つ目の広告について、JASRACのガイドラインには、あてはまる例とあてはまらない例が載っています。
事業の内容やイベントを紹介、告知する動画に楽曲を使い、自社のホームページやSNS、動画投稿サービスで配信する例は、広告にあてはまる例です。
一方で、練習で演奏する風景を撮影して投稿し、動画の外の概要欄で告知をする例は、あてはまらない例とされています。
ただ、動画の中に開催案内のテロップを入れるなど、楽曲と広告の表示を一体にしたものは、条件に合致するとも書かれています。
そのため、生徒募集の案内を入れた教室の紹介動画に曲を使うときは、載せる前にガイドラインを確かめておきましょう。
個別の事情によって結果が変わることもあると書かれているので、迷うときはJASRACに問い合わせるのが確実です。
発表会の動画は、演奏の手続きもあわせて確かめる
3つ目は、自分が主催するコンサートなどの模様をアップロードする場合で、あらかじめ演奏に関する手続きが必要とされています。
ただし、学校の文化祭のように、非営利で、入場が無料で、出演者が無報酬という条件をすべて満たす場合は、演奏の手続きは不要という説明です。
教室の発表会がこの条件にあてはまるかどうかは、JASRACの案内で確かめてください。
発表会そのものの演奏についても、JASRACは「コンサート・イベント等での演奏」のページで手続きを案内しています。
ここまでに紹介したのは、JASRACの案内の一部です。
手続きが必要かどうかは、曲、載せる場所、動画の内容によって変わります。
載せる前に、JASRACのYouTubeなどの動画投稿サービスでの音楽利用のページにあるフローチャートで確かめておくのがおすすめです。
音楽教室のホームページでよくある失敗
ここでは、音楽教室のホームページでよくある失敗をまとめます。
どれも少しの書き足しや確認で直せるので、今のホームページを開きながら確認してみてください。
講師の紹介が演奏の経歴だけになっている
出身の学校と受賞歴、演奏活動だけが並んでいるケースです。
これだけでは、初心者や子どもに合わせて教えてもらえるのかが分かりません。
指導歴と、教えられるジャンルやレベルを書き足しておきましょう。
楽器を持っていない人への案内がない
レッスンの内容は詳しいのに、楽器について何も書いていないケースです。
楽器を買ってからでないと申し込めないと受け取られると、これから始める人は体験をためらってしまいます。
体験を手ぶらで受けられるかどうかと、家で練習する楽器の目安を書いておいてください。
レッスンの時間と回数が書いていない
月謝の金額は書いてあるのに、1回が何分で、月に何回なのかが書いていないケースです。
時間と回数が分からないと、申し込む前の人は、ほかの教室と比べることができません。
月謝の近くに、レッスンの形、時間、回数を並べておきましょう。

発表会の費用が、入会したあとに初めて分かる
発表会の写真は載っているのに、参加費や衣装の費用が書いていないケースです。
入会してから費用を知ると、最初に聞いていた金額と違うと感じさせてしまいます。
かかる時期と費用の種類、参加が任意かどうかを、料金のページに書いておくのがおすすめです。
動画や音源を、確かめないまま載せている
発表会の動画や、市販の音源に合わせた演奏を、手続きを確かめずに載せているケースです。
曲や載せ方によっては手続きが必要になるため、あとから動画を取り下げることになりかねません。
載せる前に、手続きが必要かどうかをJASRACの案内で確かめてください。
よくある質問
ここでは、音楽教室のホームページについてよくいただく質問にお答えします。
演奏の動画や楽器の案内など、迷いやすい点をまとめました。
Q. 演奏の動画を用意できません。講師の紹介は文章と写真だけでも大丈夫ですか。
文章と写真だけでも、指導歴と教え方が書いてあれば判断の材料になります。
動画がない場合は、レッスンで心がけていることを、講師の言葉で2〜3文程度にまとめて載せておきましょう。
レッスン中の手元や教室の楽器の写真があると、雰囲気も伝わります。
Q. 電子ピアノしかない家庭も受け入れています。ホームページに書いたほうがいいですか。
書いておくのがおすすめです。
家にある楽器で通えるのかは、申し込む前に確かめたい人がいる点です。
受け入れている楽器の範囲と、買い替えをすすめる時期があるかどうかを、あわせて書いておきましょう。
Q. 発表会の動画をホームページに載せたいです。何を確かめればいいですか。
写っている人の了承と、曲の著作権の2つを確かめましょう。
子どもが写っている場合は、保護者の了承を得てから載せます。
曲については、載せる場所や動画の内容によって手続きが変わるので、JASRACのYouTubeなどの動画投稿サービスでの音楽利用のページで確かめておいてください。
Q. 回数券や、数か月分をまとめて支払うコースがあります。特定商取引法の決まりは関係しますか。
消費者庁のガイドで、対象とされている役務を確かめておきましょう。
消費者庁の特定商取引法ガイドでは、特定継続的役務提供は、エステティック、美容医療、語学教室、家庭教師、学習塾、結婚相手紹介サービス、パソコン教室の7つの役務が対象とされています。
この7つの中に、音楽教室は挙げられていません。
ただ、前払いの期間と総額、途中でやめるときの扱いは、法律の対象かどうかに関係なく、申し込む前の人が確かめたい点です。
料金の近くに、先に書いておきましょう。
それぞれの役務の定義は、消費者庁の特定商取引法ガイドで確かめられます。
Q. 子ども向けと大人向けの両方のレッスンがあります。ページは分けたほうがいいですか。
分けておくのがおすすめです。
子ども向けは保護者が、大人向けは本人が見るので、知りたい情報が違います。
子ども向けと大人向けの書き分けは、英会話教室のホームページ集客でも紹介しています。
Q. 近くで音楽教室を探している人に見つけてもらうには、何から始めればいいですか。
Googleマップに教室の情報を載せるところから始めましょう。
Googleマップや検索結果に出る教室の情報は、Googleビジネスプロフィールで登録して管理できます。
設定の基本はMEO対策とはに、口コミへの返信は口コミへの対応にまとめています。
まとめ
最後に、この記事の要点を整理します。
音楽教室のホームページは、体験レッスンを申し込む前の人が、この先生のレッスンを続けられそうかを確かめる場所です。
保護者、大人の初心者、経験のある大人では、確かめたいことが違うので、それぞれに向けて書き分けておきます。
そのため、まずは下記の6つを揃えることから始めましょう。
- 講師の紹介と、演奏の動画や音源
- 教えられる楽器・ジャンルと、対象のレベル
- レッスンの形と、時間・回数
- 楽器と、練習の環境
- 月謝・入会金・教材費・発表会の費用
- 発表会の様子と、体験レッスンの内容
講師は演奏歴と指導歴を分けて書き、レッスンは形、時間、回数をあわせて伝えます。
楽器を持っていない人への案内と、発表会の費用まで先に見せておくと、申し込む前の迷いが減るのでおすすめです。
演奏の動画や音源は、載せる前に、手続きが必要かどうかをJASRACの案内で確かめておきましょう。
最後にひとつだけ。
紹介と口コミで生徒さんが集まっているのは、レッスンが信頼されているからこそです。
その先生の音と教え方を、ホームページでも同じように伝えていきましょう。
曜日と時間割の載せ方や、体験レッスンの申し込みの受け方は、教室・スクールのホームページ集客でくわしく紹介しています。
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