「ホットペッパービューティーに載せているから、公式ホームページはいらないのでは?」
美容室のオーナーの方から、よく聞く言葉です。
ポータルサイトの集客力は大きく、新規のお客様を集める力では公式サイトが正面から勝てるものではありません。
ただ、それでも公式ホームページを持つ理由があります。
先に結論をお伝えします。
美容室の公式ホームページは、ポータルサイトと新規のお客様を奪い合う場所ではありません。
一度来てくれた人が、2回目に戻ってくるための場所です。
理由は費用の仕組みにあります。
ポータルサイト経由の予約には、掲載の費用と送客ごとの費用がかかり続けます。
一方、公式ホームページから直接入った予約には、その費用がかかりません。
つまり公式サイトは、新規を取り合う道具ではなく、リピートの予約を自分の店に引き寄せるための土台です。
この記事では、指名と再来店につなげるために必要な情報を、網羅的に整理しました。
この記事で分かること
1. 公式ホームページとポータルサイトの 役割分担と費用構造
2. 指名とリピートにつなげる 7つの要素
3. 顧客行動4段階で見る導線
4. サロンの形態で変わる 優先順位
5. 予約導線の作り方 6. 作った後に続けたい 更新ルール
第1章 公式ホームページの役割は「2回目に戻ってくる場所」
新規とリピートで、かかる費用が違う
美容室の集客を、新規とリピートに分けて考えてみます。
まず新規のお客様は、ポータルサイトや地図検索から来ることが多くなります。
新しいところを見つける場合は、掲載店舗が多く、絞り込みできる検索方式のほうが適しているからです。
こうしたお客様に対して効果的にアピールするには、ポータルサイトの掲載料や送客手数料、広告料などが必要になります。
一方、2回目以降のお客様は違います。
すでに店を知っていて、担当者も決まっています。
つまり、わざわざ探す必要はないため、サイトから直接申し込んでも問題ないわけです。
| 新規 | リピート | |
|---|---|---|
| 主な入口 | ポータルサイト・地図検索 | 指名・直接予約 |
| かかる費用 | 掲載料 + 送客手数料 | ほぼゼロ |
| 施術単価 | クーポン価格になりやすい | 通常価格 |
| 必要な説明 | 一から | すでに伝わっている |
同じ1件でも、獲得にかかる費用が減るため、利益率がまったく違います。

リピートの予約が、ポータル経由になっていないか
ここが問題になります。
一度来たお客様が、次回もポータルサイトから予約している。
このとき、すでに関係ができているお客様の予約に対しても手数料が発生します。
しかし、公式ホームページと予約の導線があれば、この分を自分の店に戻せます。
ポータルサイトを否定する話ではない
ポータルサイトの新規獲得の力は大きく、そこを捨てる必要はありません。
役割を分けるという話です。
| 媒体 | 役割 |
|---|---|
| ポータルサイト | 新規に見つけてもらう |
| Googleビジネスプロフィール | 地図で見つけてもらう |
| SNS | 作風・日々の様子を伝える |
| 公式ホームページ | 2回目以降の予約を受ける・指名を作る |
このようにWeb集客では媒体によって役割が全く異なります。
それぞれの特徴を理解して運用することで、高い利益率を実現できます。
「戻ってくる理由」を用意できているか
2回目の予約が入るかどうかは、施術の満足度だけで決まるわけではありません。
- 誰に切ってもらったのかを思い出せるか
- 次回の予約方法がすぐ分かるか
- 料金が明確で、行きやすいか
この3つが揃っていないと、記憶が薄れた時点で別の店を探されます。
公式ホームページの役割は、この3つを支えることです。
第2章 指名とリピートにつなげる7つの要素
続けてリピートにつなげるための7つの要素について解説していきます。
- スタイリスト紹介
- 料金と総額の目安
- スタイル写真
- 予約方法と営業時間
- アクセス・駐車場
- 店内の雰囲気と衛生面
- 初めての人への案内
それではそれぞれ見ていきましょう。
1. スタイリスト紹介:誰が担当するのか
スタイリストの紹介は美容室で最も重要な要素です。
美容室の場合、お客様は店ではなく人に付きます。
スタイリスト紹介では下記の情報を忘れず掲載するようにしましょう。
| 項目 | 理由 |
|---|---|
| 名前と顔写真 | 思い出してもらうため |
| 得意な施術 | 自分に合うか判断するため |
| 経歴・在籍年数 | 安心の材料 |
| 人柄が分かる一言 | 会話の相性を想像するため |
| 指名の方法 | 実際に指名するため |
顔写真は必ず載せる
顔が分からないと、指名できません。
抵抗がある場合もありますが、美容室では特に効きます。
どんな人に触られるのかが分からないのは、不安の材料になってしまうからです。
そのため、基本的に顔写真は掲載するのをおすすめします。
得意な施術を具体的に書く
得意分野の掲載は他との差別化を図るうえで欠かせません。
よく「カット全般」のように書かれますが、広く示すのではなくもっと細かい部分まで書くのをおすすめします。
髪質が硬い方、量が多い方のカットを得意としています。
扱いやすくなるよう、収まりを重視して切ります。
基本的にお客様は何か解決したいことがあって来店しています。
ただ髪を切るをアピールするのではなく、その先に何があるのかまでわかるようにしておくことでより魅力を伝えられるでしょう。
それをみたお客様に「自分のことだ」と思ってもらえる書き方を意識してみてください。
人柄の一言を添える
会話の相性を気にする人は多くいます。
例えば、最近では静かにゆっくり過ごしたいという方も増えているため、そういった方に向けた言葉を用意しておくのもすすめです。
ゆっくりお過ごしいただきたいので、こちらから話しかけすぎないようにしています。
このように「どのような接客をしているのか」「どのような趣味があるのか」など、どのような接客になるのかがわかれば、お客様が選ぶ手がかりになります。
2. 施術メニューと総額の目安
カット単体の料金だけでは足りない
実際に払う金額は、組み合わせで決まります。
| 表示 | 問題 |
|---|---|
| カット 4,400円 | 実際はカラーもするので、総額が分からない |
| カット+カラー 11,000円〜 | 判断できる |
よくある組み合わせの総額を載せてください。
その他にも初期費用はかかりますが、メニューを選べば料金が加算されて総額を表示してくれる機能や、チャットをしたうえでおすすめのメニューを提案する機能なども最近では増えています。。
またはLINE連携を行っておき、美容師に直接相談できるようにしておく形もおすすめです。
追加料金を明示する
追加料金はオンライン予約の場合、特にトラブルになりやすい部分です。
- ロング料金
- 髪の量による追加
- 薬剤のグレード
- シャンプー・ブロー込み
などの部分はあらかじめ明記しておくことで、説明する手間を省くことができます。
例えば
ロングの方(胸下以上)は +1,100円 頂戴しております。
のように先に書いてあれば、会計で驚かれません。
所要時間を書く
お客様は限られた時間の中で予定を立てて来店してくれています。
そのため、来たけれどなかなか施術が終わらない。
予約しようと思ったけれど、なぜか枠が全然空いていない。
このような施術時間に関するトラブルを削減できます。
カット+カラー:約2時間30分
のように利用者が多いメニューには施術時間も合わせて明記するのをおすすめします。
特別料金など
特定のお客様に対する特別料金やサービスがあるならば、記載しておくことで選ばれる理由になり得ます。
ただし、掲載する際には条件(学生証の提示など)も必ず添えるようにしましょう。
3. スタイル写真:仕上がりの実例
お客様が探しているのは「自分に近い人の仕上がり」です。
そのため、どのようなスタイルが実現できるのかわかるギャラリーは重要とされています。
掲載する際は下記のようにカテゴライズをして、目的のスタイルが簡単に見つけられるように設計しましょう。
- 髪の長さ別
- 悩み別(くせ毛、量が多い、白髪)
- 年代別
注意点としてギャラリーはモデルのような写真ばかり掲載するのはNGです。
参考になるよう、可能な限り実際の写真を載せるようにしましょう。
例えば、実際に来ていただいたお客様に掲載許可をいただいたり、カットモデルを募集して写真を集めたりなどがおすすめです。
ギャラリーはInstagramと連携する方法でも問題ないため、積極的に導入しましょう。
写真の撮り方
写真はスマホの写真で問題ありません。
ただし、加工はしすぎないように注意しましょう。
場所は統一し、色合いが実際の色味に近くなるように撮影するのがポイントです。
色が実物とずれた時点で逆効果になります。
「写真と違う」は、施術後にいちばん言われたくない一言です。
角度は正面と横、後ろからのものをそれぞれ撮影しておけば、スタイリングの参考にしやすいです。
| 項目 | 注意 |
|---|---|
| 明るさ | 明るい場所で。暗いと色が伝わらない |
| 色味 | 実際の色に近づける。加工しすぎない |
| 角度 | 正面・横・後ろ |
| 背景 | 統一する。バラバラだと雑に見える |
4. 予約方法と営業時間
当然のことながら、予約の導線や営業時間がわからなければ集客にはつながりません。
けれどもここができていない店舗は意外と多いです。
店舗でおすすめの予約方法
予約の導線についてですが、これは複数用意しておくのをおすすめしています。
特に下記の4つは店舗でよく使われている予約導線ですので、必ず抑えておきましょう。
| 方法 | 向いている人 |
|---|---|
| 電話 | 細かい相談をしたい人 |
| Web予約 | 営業時間外に予約したい人 |
| LINE | 常連・気軽に連絡したい人 |
| ポータルサイト | 新規 |
この中でもLINEは美容室と相性がいい手段です。
2回目以降の予約をしやすくしたり、髪のケア方法といったカウンセリングなどを行うことで顧客との関係構築につなげたりなど、リピートしてもらうための施策を取りやすいです。
まだ導入していない場合はぜひ取り入れるようにしましょう。
営業時間と最終受付
続けて営業時間についてです。
美容室の場合、最終受付を必ず書いてください。
19:00閉店(カット最終受付 18:00 / カラー・パーマ最終受付 17:00)
施術によって受付時間が違う場合、それぞれ書いてください。
定休日と、不定休の扱い
不定休の場合は、その月の休みが分かる形にしてください。
5. アクセス・駐車場
場所が分かること
- 最寄り駅からの道順
- 目印になる建物
- 外観写真
「場所が分かりにくい」と言われがちな2階以上や路地裏の店では、この3つが予約の取りこぼしに直結します。
駐車場
| 情報 | 書き方 |
|---|---|
| 有無と台数 | 2台分ございます |
| 提携駐車場 | 近隣コインパーキングのサービス券をお渡しします |
| ない場合 | 専用駐車場はございません |
ないことも書いてください。
6. 店内の雰囲気と衛生面
店舗の雰囲気は来店するかどうかを決めるうえで重視する人は非常に多いです。
- 席の配置(個室か、隣との距離か)
- シャンプー台
- 全体の雰囲気
など、これらは店舗の様子として写真で掲載するのをおすすめします。
また、最近ではプライベート感を重視する人が増えています。
そのため、個室や半個室がある場合は、必ず写真を載せてください。
さらに店舗の様子を伝える手段として近年ではVRの導入も増えてきています。
もしも予算に余裕があるならば検討してみるの良いでしょう。
衛生面
コロナが流行した頃から店舗の衛生面を重視する人も増えています。
下記の中で該当する取り組みがあるなら書いてください。
- 器具の消毒
- 席ごとの間隔
- 換気
これらを基準に来店するかを決める人もいるため、可能であれば明記するようにしておきしましょう。
7. 初めての人向けの案内
最後にホームページでもっとも重要な情報をお伝えします。
それは、初回の不安を消す情報です。
お客様は不安を感じると来店する確率が大きく下がってしまいます。
そのため、下記の5つは必ず掲載するようにしましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カウンセリングの流れ | どのくらい時間をかけるか |
| 施術の流れ | 全体で何をするか |
| 支払い方法 | 現金のみか、カード・電子マネーが使えるか |
| 持ち物 | 特に必要なものがあるか |
| 子ども連れ | 可否 |
中でも支払い方法は意外に見られます。
現金しか使えない店は、トラブルにならないためにもその旨を書いてください。

第3章 顧客行動4段階で導線を確認する
顧客は来店までに4つの段階を踏んでいるとされています。
| 段階 | 何を考えているか | 必要な情報 |
|---|---|---|
| 1. 知る | どんな店か | 場所、外観、雰囲気の写真 |
| 2. 比べる | 自分に合うか | 料金、スタイル写真、スタイリスト紹介 |
| 3. 決める | 失敗しないか | 初めての方への案内、口コミ、営業時間 |
| 4. 予約する | どうやって取るか | 予約ボタン、電話番号、LINE |
もちろん実際にはもっと複雑なプロセスがありますが、シンプルに示すとこのような流れが取られています。
集客施策を考える場合はこれらを想定したうえで、それぞれに必要な情報が揃っているか確認してください。
どこかの情報が抜けていると、顧客の行動はそこで止まってしまいます。
たとえば、スタイル写真は充実しているのに料金がない。
この場合は、2つ目の比べる段階で止まり、他のお店に流れてしまいます。
予約への導線は常に見える場所に
中でも4つ目の「予約する」の段階でつまずくのが最ももったいない失敗です。
予約の導線が用意されていなければ絶対に集客にはつながりません。
また、予約の導線があったとしても、扱いづらければこれもつまづく要因になり得ます。
- ページの上部に予約ボタンを置く
- スクロールしても消えない形にする
- 電話番号はタップで発信できるようにする
このように細かい部分にも気を使い、「気持ちが固まった瞬間に押せる」状態にしておきましょう。

第4章 サロンの形態で優先順位を変える
1人でやっているサロン
一人で経営しているサロンは、最も公式ホームページの効果が大きい形態です。
理由は、指名が自動的に成立するためです。
単独経営のサロンではその特性上、人柄が伝わることがそのまま予約につながります。
ポータルサイトの手数料負担も相対的に重くなるため、直接予約の割合を上げる価値も大きいです。
そのため、オーナーのファンになってもらえるよう、人柄伝わるようなホームページを作っていきましょう。
| 優先度 | 内容 |
|---|---|
| 高 | 自分の紹介(顔写真・得意分野・考え方) |
| 高 | 料金と総額の目安 |
| 高 | 予約方法(LINEが特に有効) |
| 中 | スタイル写真 |
| 低 | 店内の設備紹介 |
スタッフが複数いるサロン
はじめにもお伝えしたように美容室ではお店ではなく人で選ばれます。
そのため、スタッフが複数いる場合はそれぞれのスタイリストが何を得意としていて、どのような雰囲気なのかがわかるようにしておきましょう。
さらにこの形態でいちばん取りこぼしが起きるのは、指名の導線です。
気に入ってくれたお客様が再度同じスタッフを指名できるような仕組みも整えていきましょう。
せっかく「この人にお願いしたい」と思われても、指名の方法が分からなければ流れます。
それではもったいないので
| 優先度 | 内容 |
|---|---|
| 高 | スタイリスト一覧(全員の顔写真) |
| 高 | 指名の方法と、指名料の有無 |
| 高 | 誰がどの施術を得意とするか |
| 中 | 料金 |
| 中 | 店内の雰囲気 |
面貸し・シェアサロン
シェアサロンでは、サロン名より担当者個人が見つかることが重要になります。
そのため作成する際にはスタイリスト名を全面に押し出すようにしましょう。
また、シェアサロンでは店舗の位置や入口が分かりにくい場合が多いため、行き方の説明を丁寧に書いてください。
| 優先度 | 内容 |
|---|---|
| 高 | 誰の店なのかが明確であること |
| 高 | 個人の連絡先・予約方法 |
| 中 | 場所と入り方 |
開業前・オープン準備中
開業前でもホームページを解説しておくメリットは非常に大きいです。
例えばすでに固定客がいる場合にはあらかじめホームページを伝えておけばそこから予約につなげられます。
加えて知り合いにシェアしてもらいやすくなるため、早めに作成しておくことをおすすめします。
| 優先度 | 内容 |
|---|---|
| 高 | 開店予定日 |
| 高 | 場所 |
| 高 | 自分の紹介 |
| 中 | 料金の目安 |

第5章 予約導線の作り方
続けてWeb集客でも特に重要な予約導線の作り方を解説していきます。
まずは各手法の特徴をみていきましょう
| 方法 | 利点 | 注意点 |
|---|---|---|
| LINE公式アカウント | 気軽・リピートに強い | 対応時間を決めないと負担になる |
| Web予約 | 24時間受付・自動化できる | 導入と設定の手間 |
| 電話 | 相談しながら決められる | 施術中は出られない |
| ポータル | 新規に強い | 手数料がかかる |
LINE公式アカウント
LINEはリピート施策として最も効果的です。
用いる際は下記に注意しましょう。
- 友だち追加の導線をホームページに置く
- 対応時間を明記する(「営業時間内に順次ご返信します」)
LINEはお客様と個別にやり取りが取りやすい媒体です。
それぞれの顧客と関係構築できる点は優れていますが、一方で常に返信を求められる状態は負担になります。
これを避けるためにも、対応時間を記すようにしておきましょう。
Web予約
Web予約は便利ですが必須ではありません。
個人店の場合は導入コストが高くなるため、正直なところここは他の手法で代替するのがおすすめです。
一方、複数名が在籍している店舗や、既存の予約フォームではカバーできない部分がある場合などは導入を検討しても良いでしょう。
複数のシステムにまたがった予約導線を一本化することでより管理もしやすくなります。
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 予約枠の管理が煩雑 | 導入する価値あり |
| 1人サロンで枠が少ない | LINEで足りることが多い |
| 深夜・早朝の予約が多い | 導入する価値あり |
キャンセルポリシー
オンラインで予約をできるようにする場合は必ずキャンセルポリシーを明記しておきましょう。
そうすることで、無断キャンセルが減ります。
無断キャンセルが増えると対応できるお客様の数にも影響が出てしまうため、あらかじめ対応しておくことをおすすめします。
第6章 公開後の更新
続けてホームページの更新についてです。
ホームページはただ作って終わりではありません。
その後、情報が古くならないように都度更新しておく必要があります。
下記に更新の優先順位をまとめていますので参考にしてください。
| 頻度 | 対象 |
|---|---|
| 変更のつど | 営業時間、定休日、料金 |
| 月1回程度 | スタイル写真 |
| スタッフの変動時 | スタイリスト紹介 |
| 年1回 | 店の紹介文 |
止まると分かる場所
スタイリスト紹介は必ず最新の情報を掲載するようにしましょう。
退職したスタッフが残っていると、「担当してもらうつもりだった人がいない」となり、来店した側が困ります。
逆に、新しく入った人が載っていないと、指名できません。
人の変動があったときは、その日のうちに直すよう心がけましょう。
営業時間・定休日・料金
営業時間や定休日、料金は改定したら、すべての媒体を同日に直してください。
- 公式ホームページ
- ポータルサイト
- Googleビジネスプロフィール
お客様はどこから見るかわかりません。
その上、複数の媒体をみて情報が異なっていると、どれが正しいのかわからなくなってしまいます。
特に料金が違っていると会計で揉めてしまう可能性もあるので注意しましょう。
自分で更新できる形にしておく
制作を依頼する場合、次の3つを自分で変更できるかを確認してください。
- 営業時間・定休日
- 料金
- スタイリスト紹介
ここを依頼しないと直せない状態にすると、不意に止まってしまいます。
自分で直すことができずとも、対応してもらえる状況は必ず作っておきましょう。
第7章 美容室のホームページでよくある失敗
続けて美容室・サロンのホームページでよくある失敗を紹介していきます。
作成した際のチェックリストとして参考にしていただければと思います。
写真が暗い、色味がバラバラ
写真は店舗の雰囲気を伝える上で重要な要素です。
しかし、写真の色が暗かったり、色味がバラバラになっているのはよくあります。
「写真で見た色と違う」は、美容室で最も避けたい失敗です。 明るい場所で、統一した背景で撮ってください。
料金がカット単体しか載っていない
「カットだけならこの値段」では、実際に払う総額が分かりません。
トリートメントやパーマなど、お客様がよく注文する組み合わせがある場合はそれらの総額も載せておくようにしましょう。
追加料金が書いていない
追加料金は事前に伝えて置かなければ「聞いていた金額と違う」と会計で揉める原因になります。
ロング料金、量による追加など、追加料金がある場合はかならず明記しておくようにしましょう。
予約ボタンが下の方にある
予約ボタンは常に目に入る位置に置いておくのがおすすめです。
サイトのデザイン上難しければ、予約に誘導するボタンを設置し、探す手間を減らすようにしましょう。
ポータルサイトのコピーになっている
「ポータルで見たのと同じだ」と思われた時点で、公式サイトを見る意味がありません。
ホームページはよりお店の世界観をつたえるのにうってつけの媒体です。
内容を統一することは大事ですが、考え方や人柄、お店を始めた理由など、公式サイトでしか表現できないことを積極的に載せていきましょう。
そうすることでよりお店の雰囲気が伝わり、来店に繋げられます。
スタイリスト紹介が更新されていない
お客様は特定のスタイリストを求めて来店していることがほとんどです。
予約する際に、指名したいスタイリストがいなければ来店にはつながりません。
また、すでに退職しており、予約だけできてしまった場合は「せっかく来たのに...。」とがっかりしていまいます。
そうならないためにもスタイリストの項目は更新できるようにしておきましょう。
更新が止まっている
お知らせなどの項目は営業しているかどうかを知らせるためにも重要です。
お知らせ部分が更新されていなければ「もう閉店しているのでは?」と勘違いされてしまいます。
そうならないためにも年末年始の営業や、お盆休みなど、休業日の情報でも構いませんので掲載していくようにしましょう。
支払い方法が不明
「現金しか使えないのか」は、意外に見られています。
クレジットやバーコード決済など、複数の支払い方法に対応している場合はかならず明記しておきましょう。
スマートフォンで読みにくい
美容室を探す人の多くはスマートフォンを使います。
文字の大きさ、写真の見え方、予約ボタンの押しやすさを確認してください。
一般的に文字サイズは最低でも12px以上にするのが良いとされています。
スマートフォンでPCと同じ画面を表示するとなると見づらくなってしまうため、それぞれに合わせた表示をできるようにしておきましょう。
よくある質問
Q. ホットペッパービューティーがあれば、公式サイトは要りませんか。
役割が違います。
ポータルサイトは新規を集める力が強い媒体です。
一方、公式サイトは2回目以降の予約を手数料なしで受けるための場所です。
一度来たお客様が、次もポータル経由で予約していると、その分の手数料が発生し続けます。
Q. スタイル写真は何枚くらい必要ですか。
長さ別に3枚ずつ、合計10〜15枚が目安です。
大切なのは枚数より、自分に近い人の仕上がりが見つかることです。
Q. 顔写真を載せたくないのですが。
美容室では、載せたほうが有利です。
どんな人に触られるのか分からないことが、不安の材料になります。
どうしても難しい場合は、後ろ姿や手元の写真、施術中の様子でも代用できます。
Q. 料金を細かく書くと、高く見えませんか。
書かないほうが不安にさせます。
総額が分からない状態は、来店をためらわせます。
明確なほうが、来た人の納得感も高くなります。
Q. Web予約は入れたほうがいいですか。
必須ではありません。
1人サロンで予約枠が少ないなら、LINEと電話で足ります。
予約管理が煩雑になってきたら検討してください。
Q. LINEを入れると、いつでも連絡が来て大変になりませんか。
対応時間を書いておいてください。
ご返信は営業時間内に順次いたします。
これがあるだけで、すぐに返さなくてよくなります。
Q. 開業前でもホームページは必要ですか。
あったほうがいいです。
あらかじめ用意しておくことで、前の店からのお客様が探せる状態になります。
開店日と場所、自分の紹介だけのシンプルなものでも効果的です。
Q. 口コミはホームページに載せてもいいですか。
実際にいただいた声であれば構いません。
ただし、掲載の許可を取ってください。
また、内容を編集しすぎないように注意しましょう。
まとめ
美容室の公式ホームページは、新規を取り合う場所ではありません。
あくまでも一度来てくれた人が、2回目に戻ってくるための場所です。
役割としては下記の表を参考にしてください。
| 媒体 | 役割 |
|---|---|
| ポータルサイト | 新規に見つけてもらう |
| Googleビジネスプロフィール | 地図で見つけてもらう |
| SNS | 作風・日々の様子 |
| 公式ホームページ | 2回目以降の予約・指名を作る |
加えてホームページには下記の7項目は掲載することをおすすめします。
- スタイリスト紹介(顔写真・得意分野・人柄)
- 施術メニューと総額の目安(追加料金も明示)
- スタイル写真(明るく・色が正確に)
- 予約方法と最終受付
- アクセス・駐車場
- 店内の雰囲気と衛生面
- 初めての人向けの案内
ホームページを作る目的はお客様の不安を取り除くことです。
そのため、来店するお客様のことを考え、知っておきたいであろう情報をまとめておきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。